モデリングにとても便利なモディファイアーですが、多く使っていると管理するのが大変ですよね…
この記事では、そんな苦労を一気に解消するアドオンを紹介します。
今回紹介するアドオンを使えば、複数のモディファイアーを一括で操作できるようになります。
Modifier Toolとは
Modifier Toolは、Blenderに標準搭載されているアドオンであり、モディファイアーの操作をより効率的に行うためのアドオンです。
英語で書かれているので分からない方もいらっしゃるかもしれませんが、公式ページで確認したい方はこちら。
モディファイアーについて詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
🔗モディファイアー(Modifier)とは?機能と使い方を解説
Modifier Toolを有効化
まずはModifier Toolを有効化しましょう。
Modifier ToolはBlenderの標準アドオンなので、ダウンロードは必要ありません。
編集
→プリファレンス
アドオン
→”Modifier Tool”を検索- チェックを入れる
アドオンの説明や追加方法についても記事を書いているので、分からない方は以下の記事を参考にしてください。
🔗Blenderの機能を拡張するアドオン(Addon)とは?
Modifier Toolでできること
Modifier Toolでは以下の4つの操作が一括でできます。
- Apply All(適用)
- Delete All(削除)
- Viewport Vis(オブジェクトモードでの影響の管理)
- Toggle Stack(設定画面を閉じる)
それぞれ見ていきましょう。
Apply All
Apply All
を押すと全モディファイアーが一括で適用されます。
モディファイアーが複数あって、形が問題なければ適用してしまいましょう。
あとでモディファイアーを調整する必要がある場合は適用しないよう注意です。
Delete All
Delete All
を押すと全モディファイアーが一括で削除されます。
確認画面がでてくるので、ミスして全部削除してしまう心配はいりません。
ちなみにですが、Control
+Z
で元に戻れます!
一つずつ消す場合は、右側の×
を押して削除してください。
Viewport Vis
Viewport Vis
はオブジェクトモードでモディファイアーが影響を及ぼすかを調整することが出来ます。
元のオブジェクトの形が確認したい場合に使ってみてください。
Toggle Stack
Toggle Stack
を使えばそれぞれのモディファイアーの設定画面を一括で閉じることができます。
モディファイアーが複数あり、それぞれ設定が開かれていると本当に見にくくなります。
追加されている全てのモディファイアーを確認したいときにすごく便利です。
まとめ
Modifier Toolはモディファイアーを一括で操作できるアドオンで、4つできることがありました。
- Apply All(適用)
- Delete All(削除)
- Viewport Vis(オブジェクトモードでの影響の管理)
- Toggle Stack(設定画面を閉じる)
これらを使いこなしてモデリングの効率化を目指しましょう。
では、本日もお疲れ様でした!