今回は、Blenderを開いたときにマテリアルが消えていることを経験した人向けに、フェイクユーザーと呼ばれる機能を解説します。
せっかく作ったマテリアルが…どこへ行ったんだってなったことはありませんか?
フェイクユーザーを使えばマテリアルが残されたままになります!
何故マテリアルが消えるのか
まず、Blenderのマテリアルについて説明します。
Blenderのマテリアルはオブジェクトに適用されていない場合は、Blenderをもう一度開いたときに消してしまいます。
例えば、以下の写真のように3つの色のマテリアルを作ります。
![Blender フェイクユーザー マテリアル](https://makit-real.com/wp-content/uploads/2023/11/fake_user_01-1024x538.png)
ですが、あえて今回は青を使わずに緑に変更して、Blenderを閉じます。
![Blender フェイクユーザー](https://makit-real.com/wp-content/uploads/2023/11/fake_user_02.png)
そこで、もう一度Blenderを開くと先ほど作っていた青のマテリアルは消えてしまっています。
![Blender フェイクユーザー マテリアル](https://makit-real.com/wp-content/uploads/2023/11/fake_user_06-1024x538.png)
これを解決するのがフェイクユーザーです。
フェイクユーザーとは
フェイクユーザーとは、先ほど解説したオブジェクトに適用されていないマテリアルを残しておく機能です。
使っていないマテリアルを仮のオブジェクトにくっ付けてあげるようなイメージですね!
フェイクユーザーの使い方
フェイクユーザーの使い方はすごく簡単です。
以下の写真の赤矢印の部分をチェックするだけです!
![Blender フェイクユーザー マテリアル](https://makit-real.com/wp-content/uploads/2023/11/fake_user_04-1024x538.png)
これにチェックが入っていれば、マテリアルが何かに適用されていなくても、Blenderを開いたときに残ったままになります。
ちなみに、フェイクユーザーがしっかりできているかはマテリアルの名前を見れば分かります。
フェイクユーザーが適用されているマテリアルは、名前の前にF
が付きます。
![Blender フェイクユーザー マテリアル](https://makit-real.com/wp-content/uploads/2023/11/fake_user_05-1024x538.png)
以上、フェイクユーザーの使い方でした!
これでマテリアルが消えた!?という絶望を防いでくださいね笑
では、本日もお疲れ様でした!